Windows CE for Smart Display NECと富士通から、いよいよ発売

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Windows CE for Smart Display NECと富士通から、いよいよ発売

■トピックスの内容

先週、2003年1月14日、マイクロソフトは日本でも、「Windows Powered Smart Display (OSにWindowsCE for Smart Display」を正式発表した。同時に、NECと富士通から、この「Smart Display」に対応した製品が発売されることが発表された。

液晶パネルだけの形状から、昨年11月に登場した「タブレットPC (Windows XP Tablet PC Edition)」と、ついこんがらがるが、この「Smart Display」と、「タブレットPC」はまったくの別物。「Smart Display」はあくまで単体では十分な機能を持たない「ディスプレイの発展系」であるのに対し、「タブレットPC」は、「ノートパソコンの上位互換機種」。いわば「Smart Display = ディスプレイ」と「タブレットPC = パソコン」というカテゴリの異なる製品なのである。

さて、富士通、NECのそれぞれの「Smart Display」の特徴を見てみよう。

まず、富士通の製品だが、同社の「DESKPOWER L」シリーズとのセット販売のみが行われ、単体での発売は今のところ予定されていない。価格は、セットで約30万円。CPUには、Pocket PC 2002でもおなじみのプロセッサ XScale PXA250 400MHz を採用し、バッテリの持ちは 3時間程度。液晶パネルの解像度は、800 x 600 だ。SDメモリスロットを搭載し、単体でもデジカメ写真のビューワー程度の目的に利用できる。

一方、NEC/NECカスタマックスから発売される「Smart Display『SD10』」は、同社直販サイトでは、単体で販売される。価格は、約10万円と、安価なノートパソコン並みの価格となっている。CPU は、Geode SC3200 266MHz で、バッテリの持ちは約2.5時間。液晶パネルは 800 x 600 となっている。NEC製品の場合、Windows XP Professional SP1を搭載し、CPU が PentiumIII 700MHz、IEEE802.11b の無線LANを内蔵する親機が必要となる。

いずれも「Smart Display」と言っても、高価な上に、お世辞にも家庭内に導入したくなるデザインとは言いがたい。無線LANを利用するためか、ノートパソコン級の重量(富士通が約1kg、NECは約1.5kg) ながら、連続使用時間は、3時間以下と短いこともマイナスだ。また、映像再生や、ゲームにも対応しないことも魅力を損ねている。現状のライセンス形態では、Smart Display利用時に親機が利用できなくなってしまう点も残念だ。

この手の新しい製品が第1世代から認知されるのは難しいだろうが、今後、本体デザインがより洗練し、PC本体のテレビ録画機能/DVD再生機能と連動してくると面白い商品になってくるかもしれない。それまで数年かかるかもしれないが、マイクロソフトの今後の方向性を示す製品として注意深く見守りたい。


Windows CE for Smart Display NECと富士通から、いよいよ発売


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3771d)