今明らかになっている次世代ウインドウズ「Longhorn」情報のすべて

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今明らかになっている次世代ウインドウズ「Longhorn」情報のすべて

■トピックスの内容

先週、米国で開催されたハードウェア開発者向けのカンファレンス「WinHEC2003」では、一般の開発者向けに初めて、次世代 Windows 「Longhorn」 の画面が登場した。とはいえ「Longhorn」は、まだα版にもなっていない。このため、明確に「次世代はこうなる!」というのをまとめずらいのだが、米国のマイクロソフトサイト等を調査した結果、現在見える Longhorn の全貌を紹介したい。

現時点で、ほぼ明らかと言える「Longhorn」の新機能は下記のとおりだ。

1.新しいデスクトップサポート / グラフィックスの強化
2.全書き込み型DVDメディアのサポート
3.各種メディアの取り扱いをスムーズにする High MAT フォーマットの広範なサポート
4.次世代 Windows Media Player 等の組み込み
5.NGSCB (次世代セキュア・コンピューティング技術のサポート)
6.PCI Express 等高速インターフェースのサポート
7.Internet Explorer 7.0
※ どこにも発表されていないが、遅くともこのタイミングで、次世代 Internet Explorer が組み込まれるはずだ。

 特に、ハードウェア技術者向けのカンファレンスということもあってか、Longhornでサポートされる新しいデスクトップや、グラフィックスの強化部分に注目が集まっているようだ。Longhorn では、3種類のデスクトップが定義されている。

 デスクトップで、もっとも基本となるのは、従来、Windows 2000 等でサポートされているスタンダードなデスクトップ (Windows XP ではクラシックスタイルと呼ばれるもの) だ。これは、いわゆる VGA 相当のグラフィックカードで問題なく動作させることができる。
 次に、現状の Windows XP レベルを強化したレベル1のデスクトップ。Direct X7 世代のグラフィックカードを対象とし、リッチなウインドウ表示を可能とする。おそらくは、Windows XP のデスクトップに「サイドバー」と呼ばれる新領域を追加したものに留まるはずだ。一方で、技術的には Direct X7の機能を利用して、従来1枚画面だったデスクトップは、ウインドウごとに独立したオブジェクトとして扱われ、ウインドウの透過機能等が利用できるようになるかもしれない。
 最後に、Longhorn ならではの画面として用意されるのがレベル2のデスクトップだ。Direct X9 世代のグラフィックカードが必須となる。半透過ウインドウなどは序の口。ウインドウはビデオを流したまま、画面上をくるくる回転するし、ゆらゆら揺れていたりする。今の FF XI に代表されるようなゲームソフトが実現しているエフェクトが、MS Office 等のウインドウアプリケーション作成にフルに利用することができる。

 WinHECの基調講演において明らかにされたPCの平均販売価格は年々下落の一途をたどっている。仕事に使っていいのかどうか迷っていた、非力で不安定だった10年前のWindowsからすると、今のWindows2000やWindows XPは、ある程度のスキルがあれば、一日の仕事を協力にサポートしてくれる豊富な機能と、強固な安定性を提供してくれる。すでに基本的な機能や、安定性のために、お金を払ってまで新しいWindowsに移行する必然性は感じられない。こうした中で、「Longhorn」が「必然」と言えるだけの新機能を提供してくれるのか、それとも、派手な画面とユーティリティを詰め込んだだけのものになるかは、今だ不明だが、いまや、こうした新しいデスクトップをマイクロソフト社以外に本気で検討していないのも事実。今後、より利便性の高い、次世代Windowsに仕上げられていくことを期待したい。


今明らかになっている次世代ウインドウズ「Longhorn」情報のすべて


Last-modified: Sun, 24 May 2009 23:45:30 JST (3853d)